ChromeからVivaldiへの引っ越しをおすすめする理由
普段使っているChromeに不満はありませんか。
私はAndroid版のChromeにいくつかの不満点を感じたため、Vivaldiというブラウザに乗り換えました。Chrome→Vivaldiと乗り換えた私の実体験を基に、Vivaldiのメリット・デメリットを解説していきます。
この記事ではAndroid版に絞って解説をしています。Windows版に興味がある方はこちらをお読みください。
Vivaldiとは何か
VivaldiはWindows / Mac / Linux / Android用のWebブラウザです(公式サイト)。
元最強ブラウザ「Opera」の開発者であるJón S. von Tetzchner氏がOpera社の開発方針変更に反対して、Operaの不満を解消するために開発を始めたブラウザです。
iOS版はまだリリースされていませんが、Vivaldi日本語アカウントのツイートとVivaldi公式アカウントのツイート
を見ると、将来的なiOSへの対応が予定されていることがわかります。
Chromeの不満点
Windows版Chromeにも不満はありましたが、拡張機能を入れることで解決することができていました。
ただ、Android版ChromeのUIが私にとっては使いづらく、主に以下のような不満を抱えていました。
不満点①:ツールバーが上部にあるため各種操作がしづらい
各種操作とは
- スワイプでのタブ切り替え
- タブ一覧の呼び出し
- 「︙」ボタン→ブックマーク等
ちなみに、ツールバーを下部に移動する設定もあります(参考)。私も試しましたが試験的な設定のため安定せず、Chromeの使用を諦めることになりました。
不満点②:タブ一覧で並び替えることができない
Android版のChromeでは、タブ一覧画面でタブの配置を変えることができません。
そのため、私のやりたかった以下の動作を実現できませんでした。
- 関連するタブを隣同士に配置しておく
- ツールバーをスワイプしてすすっと移動
Android版Vivaldiのメリット
ここからは、私が実際に使用していて感じたメリットを4つに絞って挙げます。
Windows版のメリットはこちらにまとめましたので、興味のある方は読んでください。
メリット①: ツールバーの位置を下部に変更できる
Chromeの不満点を解消できるブラウザを探したので、当たり前ですがツールバーの位置を変更することができます。
設定内の「アドレスバーのボトム表示」をオンにすると
これでChromeでやりづらかった、
- スワイプでのタブ切り替え
- タブ一覧の呼び出し
- 「︙」ボタン→ブックマーク等
がスムーズに行えるようになりました。
左下に独立したブックマークボタンがあり、そこからブックマーク・履歴にアクセスできます。
メリット②: タブ一覧で並び替えができる
こちらも当たり前ですが、タブ一覧で自由に並び替えを行えます。
ChromeとVivaldiのタブ一覧画面です。Vivaldiは各タブを長押しして、好きな位置に持っていくことができます。
メリット③: 「新しいタブ」を自由に設定できる
Chromeで新しいタブを開くと1つ目の画像のようになりますが、私はこれがあまり好きではありませんでした。 Vivaldiでは新しいタブ画面にどのページを表示するか自由に選択できます。
メリット④: 広告・トラッカーブロックができる
Vivaldiはユーザーのプライバシーを重視しており、広告・トラッカーのブロックをしてくれます。
このように、280blockerのフィルターを使うことができます!!
280blockerのライセンス規約変更に伴い、使えなくなります。(https://forum.vivaldi.net/topic/51953/初期搭載されている広告ブロッカーのソースについて/3)
【追記】
モバイル用のフィルタとして有名なたまごフィルタが代わりになりそうです。
使いたい場合は、「https://raw.githubusercontent.com/eEIi0A5L/adblock_filter/master/tamago_filter.txt」を
「設定」→「トラッカー・広告ブロック」→「広告ブロックソース管理」→「新しいソースを追加する」に貼り付けて利用してください。
たまごフィルタの製作者の方が許可を出しているとのことなので、急に使えなくなることはないでしょう。
(ソース: https://jp.vivaldi.net/release_announcement/vivaldi-3-5-for-android/)
Android版Vivaldiのデメリット
デメリット①: 翻訳ができない
このデメリットは大きいと感じています。Chromeを使っていると1つ目の画像のようにワンタッチでページ全体を翻訳してくれます。対して、Vivaldiでは同じように翻訳することができません。2つ目の画像のようにテキストを選択して、翻訳アプリを使うしかありません。
デメリット②: たまにフリーズする
普通に使用しているとスクロールができなくなり、他のページに切り替えても動かなくなります。
フォーラムで検索すると同じ症状が報告されていましたが、未解決のようです。 投稿内で名前の出ているOxygenOSを私も使っているので、もしかするとOxygenOS特有の問題なのかもしれません。
まとめ
Android版のVivaldiのメリット・デメリットを説明しました。
初記事をこれにしてしまうくらいVivaldiを気に入っています。
ぜひ、ダウンロードしてみてください。
Playストアのリンクと、公式サイトのリンクです。